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“花”L・E・Gしよう!

“花”L・E・Gしよう!

 人と自然が共生する「さいきオーガニックシティ」の実現に向けて、市が取り組んでいる活動の一つが「日本一の花のあるまちづくり」の取組。その中で、「“花”L・E・G(レグ)」活動を推進しています。「“花”L・E・G(レグ)」とは、花を愛し(Love)、花を楽しみ(Enjoy)、花を(が)育てる(Grow)という意味を込めたものです。

 九州一の広い土地と海から山までの標高差を活かし、四季折々の特色ある花の名所を全域に増やし、美しい自然環境をつくることが、地域の活性化へとつながっていきます。春夏秋冬を通じて、佐伯のまちにたくさんの彩りと安らぎが生まれるよう、皆で手を取り合って花のあるまちづくりを進めていきましょう。

花のあるまちづくりのために

01 “花”L・E・G活動の啓発

“花”L・E・G活動を多くの人に知ってもらうため、花にまつわる行事や、花が好きな個人や団体の活動を市報などで紹介するなどしてサポートします。

「花のあるまちづくり花苗等支給事業」の申請団体に「“花”L・E・G」の文字が入った看板の設置をお願いしています。近くを通った時に、すぐ場所が分かるような目印になっています。

市報や市ホームページなどで、「花のあるまちづくり花苗等支給事業」の募集や「花の名所」の紹介もしています。
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02 さいきオープンガーデンの取組

個人または団体で管理している庭や花壇を「さいきオープンガーデン」として登録し、一般公開しています。庭主と庭を訪れる人が交流する機会を創出します。

03 企業との連携

“花”L・E・G活動に賛同していただける企業を募集しています。花の手入れなどの植栽活動を行ってくれる企業をサポートする「スポンサー花壇事業」を進めます。

04 花マップ

市内各地の花の名所を紹介する「花マップ」を作り、多くの人が気軽に季節の花情報を知ることができるようにしています。情報を市ホームページで発信し、幅広い世代の人が花に触れる機会を増やしていきます。

 

05 花のある地域環境づくり

花を通じて人々が触れ合う機会を増やし、地域活性化を目指します。

令和5年度から「ガーデニング講座」を実施。毎年度2回開催予定で、今年度は「花のあるまちづくり花苗等支給事業」申請者、「さいきオープンガーデン事業」登録者などを対象に見学会や講座を開催しました。

06 花の名所づくり

四季を通じて観賞できる花の名所や、花を通じて心が癒される場所を増やしていきます。既存の名所をより良く整備し、新たな観光スポットづくりを進めます。

柳瀬のチューリップ(宇目大字南田原)※見頃は4月
床木のコスモス(弥生大字床木)※見頃は10月

 

07 公共施設などへ花の植栽活動の推進

公共施設や学校、道路や河川、高速道路IC出入口、市内各JR駅前、道の駅などでいつでも花に触れ、季節を感じられるよう、植栽活動を進めます。

 

さいきオープンガーデン

個人または団体で管理している庭や花壇を登録し、一般公開する仕組みが「さいきオープンガーデン」。
オープンガーデンでは、色とりどりの花で彩られた庭が観賞できます。
また、登録した人においては、より多くの人に足を運んでもらう機会が庭づくりのモチベーションアップになります。
人との触れ合いも生まれて活気あるまちづくりにつながります。
花の手入れが好きな人や庭づくりに力を注いでいる人は、この機会に登録してみませんか?(現在15件登録)

さいきオープンガーデン情報掲載中!こちらから

広大な敷地の手入れは運動も兼ねた毎日の日課

 

 もともと畑だった土地に、花が好きな野々下藤子さんと、ものづくりが好きだった夫・馨さんと作り始めた花壇。現在は、1000株もの苗のある花壇を、藤子さんが1人で大切に手入れを行っています。「広い花壇ですが、運動も兼ねて手入れをするのが日課で生きがいです」。年2回植え付けを行い、毎年11月頃に植えた苗が3~5月に見頃を迎え、6月頃に植えた苗が夏に見頃を迎えます。花壇づくりのコツは、雑草を小まめに取ること。「市内の人はもちろん市外や延岡からも見に来てくれる人がいます。夫も大切に手入れをしていた花壇を多くの人に喜んでもらえるのが楽しみです」と笑顔で話してくれました。

地域の人との触れ合いが花壇づくりの励みに

 

 「老人クラブ新女島楽生会」が「さいきオープンガーデン」に登録したのは令和3年。老人クラブに所属する10人ほどで毎年春秋の2回苗を植え付けし、草取りや水やりなども行っています。また毎週1回開かれる「お茶の間クラブ」の参加者も、植え付けや管理の手伝いをするなど、皆で協力しながら花壇づくりを進めています。「朝晩の散歩の方が足を止めてくれます。花がきれいだと褒めてくれるなど地域の人との交流も広がり、手入れの励みになります」と代表の柳信夫さん。また植え替えをする花の苗は市から支給されるので、費用の負担がないことも活動を続けやすい理由だと教えてくれました。

スポンサー花壇事業

「スポンサー花壇事業」とは、花のあるまちづくりの理念に賛同する企業や団体を対象にサポートをする事業です。
市内の花壇で花植えや維持管理を行う企業・団体に対して、看板を支給し、花壇の写真などを市のホームページで紹介します。

訪れる人の気持ちを明るくしたい

 

 「スポンサー花壇事業」に第1号として登録。年に2回植え付けを行っており、春と秋の見頃になると、正面の入口にある花壇に色とりどりの花が咲き誇ります。来院する人の気持ちが少しでも明るくなり、癒しの時間を過ごしてもらいたいという思いから、普段の管理は職員が心を込めて取り組んでいるそう。“まちが花いっぱいになれば、人の気持ちも前向きになる“という気持ちを忘れることなく、『西田病院』から彩りある景色を届けていきます。

花で笑顔あふれるまちへ

 

 以前から市が行う花苗事業に取り組んでいた『直川苑』。令和5年に「スポンサー花壇事業」に登録をしました。年に2回夏と冬に5~6種類の花を植え付けており、花壇の手入れはデイサービスを利用する人と職員で行っています。「利用者さんが花を見ると喜んでくれるのも楽しみ」と職員の戸髙 弥栄子さん。
 敷地内では春になると、花壇の花と桜が見頃を迎え、施設を利用する人以外の鑑賞も可能※1です。花がいっぱいのまちになるように、これからも力を入れていきます。

市では年に2回(春季と秋季)市内を活動の拠点とする団体を対象に、花の苗や種子、プランター、園芸用土を支給しています。

 

「スポンサー花壇事業」の用地は実施する企業などが用意し、地域住民などがいつでも観賞可能な場所とします。少なくとも1年以上は継続して維持管理を行うことを登録条件としています。

 

庭や花壇を「さいきオープンガーデン」として登録する個人や団体などを募集しています。公開期間や時間帯、場所などについては庭主が定めることができます。

 

お問合せ

環境対策課 環境企画係 📞22-3995(本庁舎3階57番窓口)

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