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私たちの健康は、私たちの手で

私たちの健康は、私たちの手で

 「医食同源」という言葉があるように、健康な体づくりは日々の食事から。おいしく食べて元気な暮らしを送るために、カギを握るのは自分自身です。そんな考えをもとに、昭和 年から佐伯の皆さんへ健康づくりや食の大切さについて伝える活動を続けてきたのが全国組織のボランティア団体・佐伯市食生活改善推進協議会。令和2年に発足 周年を迎えたことを記念して、減塩と野菜摂取のレシピ集が発刊されました。同協議会の会員の思いは、これからの時代を担う若い世代に、少しでも健康への意識を高めてもらうこと。食を通じてできることからこつこつと、日々の暮らしを重ねていきませんか。

食推さんのおすすめ

食はかけがえのない健康の源

 佐伯市食生活改善推進協議会では、管理栄養士や保健師からの情報をもとに、「減塩と野菜一皿」や「フレイル(※1)」をテーマとした地区栄養教室や高齢者栄養教室、小学校などで郷土料理を伝える教室を開催しています。

 

 「自分の健康は自分で守る」という指針をもち活動してきた同協議会が、発足 周年を記念したレシピ集をつくり、旬の食材とともに月ごとのおすすめレシピを載せています。「佐伯は山の幸、海の幸が豊かで新鮮な食材にも恵まれています。身土不二(※2)という言葉があるように、その地域で採れた旬の食材を使うことはとても大切です。スーパーでも直売コーナーで買い物をするなど、普段の生活で旬の食材を活用したいで
すね。」

 

 「今は買い物に行けば何でも手に入る時代です。忙しい日には、もちろんお総菜を買うこともあると思いますが、一品だ け手作りをしてみることを心掛けてはいかがでし ょう。農家の人たちが丹 精込め育ててくれた食材に感謝し、できるだけ使い切ることも意識したいで すね。各地方に伝わる郷土料理にはその時代の知恵や工夫、食材への感謝も込められています。ときには家族や祖父母に話を聞きながら一緒に料理を食べたいですね。」

 

 レシピに載っているのはどれも、手軽にできておいしい料理ばかり。一緒に食べる人によって、レシピをアレンジしたりと自分なりに楽しんでほしいと会員一同の想いを込めています。

 

※1 フレイル=加齢により心身の機能の低下がみられる状態。
※2 人間の体と暮らす土地は一体で、切っても切れない関係にあるという意味。

 

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市報の裏表紙にも毎月減塩レシピを掲載しています!現在会員募集中です。私たちと一緒に健康づくりの活動をしませんか?

こちらからお申し込みください。

 

 市では、「減塩」や「野菜摂取」の啓発を日頃から行っています。塩分を控える代わりにレモンやカボスをしぼったり、薬味やスパイスを加えたりと、おいしく食べるひと工夫をすることで継続しやすくなります。また、最近はおいしい減塩調味料も増えているので、それらを活用してもよいですね。塩分の排出を助けてくれるカリウム、糖質やコレステロールの吸収を抑える食物繊維、からだの機能を助けてくれるビタミンなど、たくさんの栄養素を含んでいる野菜も毎日の食生活に取り入れてほしいです。

 食材は新鮮なものほど栄養価が高くおいしいものが多いので、地元で採れた季節の食材を意識してみてください。道の駅などで購入するのもおすすめです。若い世代の人は、いずれは自分で食べ物を選ぶようになると思います。自分で栄養バランスを考えたり、野菜を使って料理ができると素敵だなと思います。

 

 

 

 佐伯豊南高等学校の学生が、佐伯市食生活改善推進協議会・佐伯支部の人と一緒に「減塩」「野菜」「郷土料理」をテーマにしたレシピにチャレンジ!季節の料理や健康、郷土料理にまつわる話を教わりながら、普段の食生活への意識を高めてもらいました。

 

料理することや食べることが大好きな5人が所属し、年間を通じて全国のいろいろな料理コンテストに参加。
地産地消のおにぎりや鉄板焼きなどテーマごとにアイデアを出し、数々の賞を受賞する成果を挙げています。

 

作り方

❶ ニラは長さ2cmに切り、ニンジンは皮をむき、千切りにする。
❷ ジャガイモは皮をむき、すりおろす。
❸ ボウルに①②・桜エビ・米粉・水を入れて混ぜる。
❹フライパンにごま油を入れて、③を中火で両面焼く。
❺ 切り分けて、ポン酢しょうゆをかける。

 

 

ニラをチヂミにしたことはあまりなかったですが、とてもおいしかったし作りやすい!食推さんとの調理も楽しく、手軽に野菜がたくさん食べられる料理をまた作ってみたいと思います。

 

 

作り方

❶ サツマイモは皮をむき、輪切りにして水にさらし、ゆでて熱いうちにつぶす。
❷ 小麦粉・だんご粉を合わせて①のサツマイモに加え、耳たぶくらいの固さにする。
❸ ②を棒状に伸ばし、約30gに切り、まるめて指でひねる。
❹ ③をゆでて浮いてきたら、ざるにとり、砂糖・塩を混ぜたきな粉をまぶす。好みでつぶあんを添える。

  

 

最初は形を作るのが難しかったけど、すぐに慣れました。地域によっても形が違うそうで、どういう時に作るのかなど、食推さんから郷土料理のいろいろな話が聞けたのも面白かったです!

 

作り方

❶ キャベツは手でちぎり、まいたけは手でさき、ショウガはすりおろす。
❷ 鍋に分量の水を沸かし、①の材料とサバ水煮缶を汁ごと加え、加熱する。
❸ みそを溶かし入れ、火を止める。
❹ 器に盛り、すりごまをふる。

 

 

減塩は意識したことがなかったですが、思ったより薄味ではなくておいしく食べられました!これで健康に良いのなら、また食べたいです。

 

うま塩とは「、旨み」を持つ食材を「上手く」活用し「、美味い」塩分控えめの食事=「うま塩レシピ」を普及しています。生活習慣病予防といつまでも健康でいるために「うま塩レシピ」をお試しください!

市報さいき・市ホームページに
「食推さんのうま塩レシピ」を掲載中

 

お問合せ

健康増進課 保健係(和楽1階) 📞23-4500

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