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消防団のミリョク

消防団のミリョク

 自分が住んでいる地域について、考えたことはありますか?学校や町内会などを通じて近隣の人とかかわりを持つことは地域の活性化になり、こどもや高齢者の見守りなど、安心して暮らし続けられるまちづくりにもつながります。また、災害などのいざという時にも、近所の人との助け合いが必要になるので、普段のコミュニケーションは大切です。

 地域コミュニティにかかわる選択肢の一つとして、今号で提案するのが消防団です。昔ながらの慣行が根付いているイメージがあるかもしれませんが、その在り方は年々進化しており、時代に合った形での活動が繰り広げられています。実際の活動や素朴な疑問を、佐伯市消防団の森﨑さんに教えてもらいましょう。

Q1
仕事との両立はできるの?毎回訓練に参加しないといけないの?

A
 職務上の都合やそのほかの理由ですべての訓練に参加できなくても構いません。現在入団されている人も、90%以上が活動と家庭・仕事を両立しています。

Q2
活動はボランティア?

A
 活動に対しては報酬が支給されます。年額報酬は23,000円(団員)で、災害や訓練などに従事したときは出動報酬として3,500円(災害時)支給されます。

 

Q3
活動のメリットや退団時の報奨は?

A
 消防団員やその家族は、「消防団応援の店」協賛店で割引やクーポンなどのサービスを受けることができます。消防団員として5年以上勤務して退職した人は、階級と勤務年数に応じて退職報奨金が支給されます。消防団の活動中、負傷した場合の保障制度もあります。地域の人とのコミュニケーションがとれ、人命救助や防災の知識も増えます。

 

Q4
体育会系の人が多い?現在女性団員はいますか?

A
 筋肉質で体育会系の人が多いイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。最近は女性の加入も増えており、14人の女性団員が活躍しています。また自営業者や会社員なども所属し、平均年齢は45歳です。

Q5
どのくらいの頻度で訓練がある?

A
 訓練は、平日の夜や土・日を中心に2か月に1回程度、月に1回機械器具などの点検作業を行います。

消防団ってどんなことをするの?

 火災が起きた際、自宅や職場から現場へ駆けつけて消火活動を行います。

 

 行方不明者や遭難者の捜索活動を、迅速かつ的確に行います。
 イベントなどでも防火指導や啓発活動のほか、保育所などでの啓発活動にも取り組んでいます。

 地域の人々に向けて、応急手当やAEDの使い方などを指導する講習会を開きます。
 火災予防運動などの広報活動を通じて、地域の防災意識の向上を目指します。

消防団員と協力事業所の声

 消防団員として活躍する女性のリアルな声をインタビュー。また、消防団活動に協力してくれる事業所のことを消防団協力事業所と呼び、消防団が活動しやすい環境づくりに協力する事業所が認定されます。この協力事業所に加入した会社と団員の声も聞いてみました。

女性は啓発活動が中心

 以前から知人に誘われて消防団が気になっており、市報で募集を知り入団しました。3か月に1回ほど、夕方に開かれる定例会に参加しています。女性消防団は地域へ向けた啓発活動が中心で、イベントに防災ブースを出したり、保育園でこどもたちへ紙芝居を披露することもあります。

アットホームな雰囲気

 仕事と両立している人も多く、定例会への参加を断りにくい雰囲気はありません。用事があれば途中で帰ることもできます。わいわいとした雰囲気で発言もしやすいです。

 実際に入団して防災意識が向上しました。紙芝居で自分の職場へ行った時に、こどもたちから「かっこいい!」と言われたのもうれしかったです。今後はこどもにもっと防災意識を高めてもらい、未来の地域へつながる活動をしていきたいです。

仕事もプライベートも充実

 27歳の時に入団して16年経ちます。昔に比べて訓練のマニュアルができ、活動に取り組みやすくなりました。体育会系の人が多いと思われがちですが、そんなこともなく、駆け足ができれば十分です。見た目が怖そうな人でも実は優しくて、いろいろな人と接する機会があり世界が広がります。

 祖父の頃から消防団の活動はしていました。私もいざ入団すると、地区の友だちが増えました。そこから仕事につながることはもちろん、活動に関係なく飲みに行くこともあり、仕事もプライベートも幅が広がりました。また、部の中では「仕事優先」と決めているので、仕事と活動の両立も可能です。

会社も防災活動を通じて地域貢献

 分団長になって幹部会議に行った時に協力事業所のことを知り、保田代表に相談しました。

 自動車整備会社なので、災害で緊急車両が通れないときに積載車を出すなど、できることがあると思い協力事業所に登録しました。団員の活動には会社のサポートが欠かせません。勤務中に出動要請があってもすすんで対応してもらえるよう、職場の体制を整えています。

火災の多くなる季節です!

 空気が乾燥して火のまわりが速くなるこの季節は、火災の発生が多くなります。火災を防ぎ命を守るために必要な対策を確認しておきましょう。

 

[その1] 寝タバコは絶対にしない

[その2] ストーブの周りに燃えやすいものを置かない

[その3] コンロを使うときは火のそばを離れない

[その4] コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグを抜く

[その5] ストーブやコンロなどは安全装置の付いたものを使う

[その6] 住宅用火災警報器を定期的に点検する

[その7] 部屋の整理整頓を!寝具や衣類、カーテンは防炎品を選ぶのも◎

[その8] 火災を小さいうちに消すために、消火器などを設置し、使い方を確認しておく

[その9] 高齢者や身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保しておく

[その10] 防火防災訓練への参加や、戸別訪問など、地域ぐるみで防火対策をする

 5色の戦闘スーツに身を包むのは、ヒーロー「消防戦隊キコレンジャー」。こどもたちに火災予防の大切さを伝えるため、火の不始末から火災を広げる悪のフシンビー帝国に立ち向かいます。その活動は20年近くにもなり、定期的に行事にも出演。それぞれのキャラクターも個性豊かで、ステージに立ち活躍する姿は目が離せません。多くの人の協力により活動を続けているキコレンジャーを、今後も応援よろしくお願いします。

 

令和6年佐伯市消防団 出初式

 約500人の団員が参加し、出初式を実施します。日頃の訓練の成果を見に来てください。

[と き] 1月14日(日) 9時20分~
[ところ] 池船スポーツ公園( 佐伯大橋下河川敷)

※雨天の場合は、番匠体育館にて9時20分から式典のみ実施します。
※駐車場は池船スポーツ公園(上流側)に準備しております。

消防団員募集要項

18歳以上で佐伯市に居住または勤務し、志操堅固と心身ともに健康な人ならどなたでも大歓迎です。

お問合せ

消防総務課 📞22‐3366

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