つくるひとびと

乾シイタケ

大分県椎茸農業協同組合理事

矢野 誠一さん
由美子さん

宇目が全国に誇る乾シイタケ

 原木シイタケ発祥の地と言われる宇目。霧深く、寒暖の差が激しいこの地域で育つシイタケは質が良く、全国的にも高い評価を得ています。「シイタケの露地栽培は大変やけど、良いものを届けたいけんな。努力してるんよ」。そう笑うのは、大規模人工ほだ場である宇目しいたけ団地を拠点とするシイタケ農家の矢野さん。雨よけや、ミスト散水など団地の充実した設備を活用しながら、妻の由美子さん、息子さんと一緒に栽培から乾燥・出荷まで一貫して行っています。

手間暇かけた分、味は最高!

乾シイタケ作りには、山の作業と団地の作業があります。「山でほだ木を切り出して駒打ちしたあと、シイタケが生えてくるまで2年ほど寝かせるんよ。そして、収穫できるようになったら団地に下ろして、収穫・乾燥・出荷作業。家族みんなでやるけん、苦にはならんね」。手間暇かけて作られた乾シイタケは旨味たっぷりで、どんなお料理とも好相性。特にシイタケの卵とじが絶品なのだそう。皆さんもぜひお試しあれ。


宇目しいたけ団地

平成12年、シイタケ産業の振興と後継者確保のために設立された人工ほだ場。現在は、3軒の農家で運営しています。

もっと気軽に食卓へ

香りがよく栄養たっぷりの乾シイタケ。お急ぎの際は、熱湯に15分入れるだけで簡単に戻ります!

ピックアップ記事