つくるひとびと

トルコギキョウ

トルコギキョウ農家

戸髙 拓志さん

種類豊富で、上品な美しさが魅力!

 佐伯市は、沿岸部の温暖な気候を活かしたトルコギキョウの栽培が盛んです。今回紹介する戸髙拓志さんも2年前、知人の紹介でトルコギキョウの世界に足を踏み入れました。「20年以上電照菊を育てていますが、トルコギキョウは全くの別物。情報収集、勉強の毎日です」。現在栽培しているのは収穫時期の異なる10品種。9月中旬に苗を植え、11月から6月にかけて順次収穫を行うと言います。

「大変」より「楽しい」が勝る毎日

 トルコギキョウは繊細。育成状況が天候に左右される上、水分管理、芽取りなど手がかかります。「大変だと思うことは少ないですね。きれいな花を咲かせるために試行錯誤するのも、咲いた姿を想像するのも楽しい。品種ごとに色やフリル(花びら)が違うのでどう咲くのだろうって」。努力は少しずつ実を結び、2年目の今年は昨年より倍以上の収穫量を予定しています。

 戸髙さんが丹精込めて育てたトルコギキョウは主に関東・関西方面へ出荷され、冠婚葬祭、家庭用と様々なシーンで活用されています。皆さんもお店で見かけたらぜひ手に取ってみてください。

芽取り

収穫前の重要な作業。咲かせる花に養分がしっかり行き渡るよう、咲いた時のバランスを考えながら余分な芽やつぼみを取り除きます。

豊富な品種

セレブクリスタル、クリスハート、プリマラベンダーなど品種ごとに色、フリル、大きさが違うので、選ぶ楽しみも!

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