
出産して子育てが始まると、月齢に応じたこどもとの向き合い方が必要となってきます。仕事や家族の介護、また家事などとの両立も考えると、親の負担は大きなものとなるでしょう。厚生労働省からは仕事や育児、介護を両立できるよう雇用環境の整備などを目的に「育児・介護休業法」が令和6 年5月に改正されました。(令和7年4月から段階的に施行)国としても育児の負担を抱え込まないような社会づくりが進められています。今号では、親だけではなく祖父母や地域など、みんなで子育てをするヒントを特集。親が笑顔になれば、自然とこどもも笑顔になっていくはずです。

今と昔で違う!?
じいじ、ばあばにもぜひ参考にしてほしい現代版子育て
1 妊娠期

今どきの「栄養管理」は違う?
妊娠中は赤ちゃんの分まで2人分食べましょうというのは、昔の話。現代は、食べ過ぎやカロリー過多は好ましくありません。バランスの良い食事に気を付けて、妊娠初期には適度な運動などでリラックスできる環境づくりを。
2 乳児期
パパ&ママと一緒に
子育て知識を学びサポートを
乳幼児期に多いのが、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎。日頃から何を食べたか注意してあげましょう。
母乳をやめる時期や方法は多様化しています。こどもの成長に合わせて母子共に無理のないタイミングを選んで、考えていきます。タイミングは母子の気持ちを優先してあげて。

3 幼児期

一瞬でも目が離せない!!
動きが活発になる時期です。台所の火の始末や包丁の片付け、お風呂は浴槽のふたを閉めて、階段やベランダには柵をつけるなど、十分な安全対策を。
おもちゃを買ってあげるのは、誕生日やクリスマスなど特別な日だけに。時には我慢を教えることも必要です。購入の前にパパママに相談しながら選ぶと良いでしょう。
言葉が遅いなど発達具合が心配でも、おおらかに構え、温かく見守ってあげましょう。一番気にしているのはパパとママです。
4 学童期
現代のこどもは忙しい?!
塾や習い事など毎日忙しいこどもも多く、何かと心配になる気持ちもあるとは思いますが、送迎を手伝うなどできるサポートをしましょう。
一緒に料理を作る、話を聞いてあげるなど時間を共有しながらこどもの“避難場所”になることも大切な役割です。

5 思春期

祖父母の役割は
「安らげる存在であること」
思春期は身体の発達に伴い、精神的にも不安定になる時期です。一歩離れたところから温かく見守り、「離れていても関心を持っているよ」「何かあれば相談してね」というスタンスでいることが大切。
孫にお手伝いをお願いしてみることもコミュニケーションの一つです。感謝をされることで、自尊感情も育まれます。
家族みんなでルール決めを!
小さいこどもを祖父母へ預けるときは、急な発熱や体調不良に対応できるよう、かかりつけ医の連絡先を共有しておくことも大切。祖父母にサポートをお願いするときは、パパママは感謝の心を忘れずに、また祖父母はパパママの気持ちや考えを尊重するようにしましょう。



大分県の男性育児休業取得率は、令和3年9.6%、令和4年13.8%、令和5年27.9%※と年々増えています。核家族化や共働きが多くなった現代、大切な家族のために、パパも自分らしいイクメンライフを始めませんか。
子育て・子育ち支援室「さくらっ子」では、「プレママ・プレパパふぁみりークラス」を毎月第3日曜日に開催。詳しくは直接問い合わせを。
※令和5年度大分県労働福祉等実態調査
お問合せ

家族だけで子育てをするのではなく、時には地域のサポートも活用を。
親もこどもも世界が広がり、違った視点からの発見もあります。
こんなお悩みありませんか?



【4月~新設!】
子育て、児童福祉に関する悩みごとはこども家庭センター「まある」にご相談を
プライベートに配慮した相談窓口です。
妊娠期(妊娠前)から産後、乳幼児期から18歳未満のこどもに関する悩みをもつ保護者はもちろん、こども本人の相談も受け付けます。 家族やこどもが安全安心に生活できるよう、資格を持つ専門職員などが切れ目なく支援する拠点です。
妊娠前・妊娠期
・母子健康手帳交付
・初めての妊娠・出産でのお悩み
・妊娠中の健康管理について
・出産の準備や費用について
・不妊に関するお悩み など

産後・乳幼児期
・乳幼児の成長や発達について
・産後ケア事業について
・母乳やミルク、離乳食について
・子育ての知識や方法を知りたい など
・こどもをひどく叱りつけているのを見て( 聞いて)しまった
・こどもに暴力を振るっているところを見て(聞いて)しまったなど
就学期から18歳未満
・こどもの発達についてのお悩み
・こどもへの接し方がわからない
・イライラしてこどもを叱ってしまう
・子育てが大変で自分の時間がない
・ひとり親で育児や生活でのお悩み
・ぼく(わたし)が家でお世話をしていることが多く、できないことがある など
・こどもをひどく叱りつけているのを見て( 聞いて)しまった
・こどもに暴力を振るっているところを見て(聞いて)しまったなど
保健師や看護師、助産師、臨床心理士など、様々な相談内容に応じて各種連携機関とサポートを行います。
連携機関
・地域子育て支援拠点
・児童家庭支援センター
・保育所、こども園
・保健所
・産科医療施設、医療機関
・学校、教育委員会
・民生委員、児童委員
・児童相談所 など

お問合せ
こども家庭センター「まある」
こども福祉課内(本庁舎2階48番窓口)
母子保健担当 📞23-4515
児童福祉担当 📞22-3976
佐伯市子育て支援サイト:https://www.city.saiki.oita.jp/kosodate/default.html
地域の子育てサポート
さいきファミリー・サポート・センター
お問合せ

子育ての手助けをしたい「まかせて会員」と、手助けを受けたい「おねがい会員」を地域で募り、有償で助け合いを行っています。保育園の開始前・終了後の預かりや園への送迎、急な仕事や冠婚葬祭などのとき、まかせることができます。支援の対象は新生児~小学生です。
にしだキッズクラブ
お問合せ
📞23-0255

生後6か月~小学校6年生のこどもが病気のとき、保護者の勤務などで自宅での保育が困難な場合、一時的に預かる病児・病後保育施設。隣にある西田病院と連携しているので安心。病児ケアのトレーニングを受けた保育士が常駐し、風邪やインフルエンザなどの感染症にも対応しています。
ホームスタート・ふれみらさいき
お問合せ

家庭訪問型子育て支援。研修を受けたビジター( 訪問ボランティア)が定期的に自宅を訪問し、話を聞いたり一緒に何かをしたりしながら、気持ちを支えます。身近に話せる人がほしい、こどもと一緒に遊んでくれる人がほしいときなどは、気軽に相談を。
地域子育て支援拠点
0歳~小学校入学前まで

お問合せ
弥生地域子育て支援センター「からふる」(旧弥生児童館内)
📞46-2677
お問合せ
蒲江ふれあい広場
📞42-1620
お問合せ
子育てひろば「いるか」(さいきこども園となり)
📞090-4341-3270
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子育てひろば「あおぞら」(松浦こども園内)
📞33-0096
お問合せ
子育て支援センター「ほほえみひろば」(ふれあいこども園内)
📞22-9933
お問合せ
子育て・子育ち支援室「さくらっ子」(さいき城山桜ホール2階)
📞28-5370
佐伯市子ども・子育て会議の委員を募集
7/31(木)必着

市が策定する子ども・子育てに関する計画・事業実施について、子育て当事者の立場から意見をいただくために「子ども・子育て会議」の委員の一部を募集します。
【任期】
9月19日から令和9年9月18日まで
【対象】
下記(1)~(3)のすべてに該当する人
(1)市内在住の満20歳以上の方(令和7年7月1日現在)で、小学校就学前のお子さんを子育て中の人(小学生以上のきょうだい児がいても構いません)
(2)子育て支援に関心がある人
(3)平日の会議(年間3回程度)に出席できる人
【定員】
若干名
【申込方法】
応募用紙に必要事項を記入し、こども福祉課まで持参、郵送またはメールで提出ください。用紙は、こども福祉課に設置しているほか、市ホームページからもダウンロードできます。 ※応募多数の場合は選考とします
詳しくはこちら
【申込期限】
7月31日(木)必着
お問合せ
こども福祉課 こども福祉係(本庁舎2階48番窓口)
📞22-3972