


コミュニティバスを取り巻く現状
佐伯市では令和3 年1 0月1日から、市内を運行していた民間の路線バスが、一部を除きすべて市営のコミュニティバスになりました。しかし、佐伯でコミュニティバスを暮らしに取り入れている人は、上記のように少ないのが現状です。単なる移動手段として日常生活で便利というだけではなく、地域の暮らしや経済、福祉を支える命綱とも言えます。これから公共交通を持続していくためにも、乗り方を知って利用してみませんか?

まだコミュニティバスを活用したことのない人のなかには、「路線バスと違って仕組みが複雑そう」「利用の仕方がわからない」と思っている人もいるかもしれません。今号では、コミュニティバスの仕組み・利用方法についてわかりやすく解説します。
コミュニティバスの運行方法は?
運行方法は大きく次の2つになります。


【定時定路線型】決まった路線・時間で地域内を運行
■ 利用方法 時刻表で時間を確認し、乗車したいバス停でバスが来るのを待つ
【デマンド型】決まった路線がなく、予約を行い乗車するバス停から目的のバス停まで運行(運行区域内)
■ 利用方法


帰りの予約も忘れずに
帰りが何時になるか分からないときは?
帰りの時間予約をしていても、間に合わない・利用しなくなったときは、時間変更・キャンセルも可能です。分かり次第、運行事業者に連絡しましょう。
各地域のバス停や運行ダイヤ、利用方法詳細はこちら
乗り方動画はこちら
予約連絡先
■弥生・本匠/直川 📞22-3131(佐伯タクシー)
■宇目 📞54- 3759(宇目タクシー)

民間の路線バスは、乗車した距離(降りるバス停)によって運賃が変動するのに対し、コミュニティバスでは「エリア」を区切った運賃形態で運行しています。まずは、エリア分けを確認してみましょう。

例えば…(本匠地域でバスを利用する場合)
因尾地区から本匠振興局までの移動は… 同一エリア内 200円
本匠振興局から道の駅やよいまでは…1つのエリアを越えるので300円
本匠振興局から大手前までは…2つのエリアを越えるので400円

1.最寄りのバス停から、いざ乗車!
最寄りのバス停へ行きましょう。今回は元猿海水浴場前バス停から乗車します。

2.乗継乗車券ってなに!?
元猿海水浴場前バス停から目的地の大手前まで行くには、河内でバスの乗り換えが必要になります。バスを乗り継ぐ際は、乗り継ぎのバス停でバスを降りる時に初乗り分の200円を支払い、運転手さんに乗り継ぐ旨を伝え、乗継乗車券をもらいます。次の目的地で降りる時に乗継乗車券を提示すれば、初乗り分の200円(一部例外あり)は割引になります。

3.乗り継ぎ!
河内のバス停でバスを乗り換えます。窓の外の景色を楽しみながら、いよいよ目的地の大手前が近づきます。

4.目的地到着!
ついに大手前バスターミナルへ到着しました。200円と乗継乗車券を渡しましょう。

上記の乗り方動画はこちら

時刻表の見方や乗り継ぎ方法、料金、どのバスに乗ったらいいか分からない、という人も安心してください。自宅付近の最寄りの乗車バス停、目的地のバス停、コミュニティバスの路線名、行きと帰りの乗降時刻などを申請書に記載し提出していただければ、自分だけの「マイ時刻表」を作成するので、いつでもご相談ください。




回数券や定期券、1日乗車券(1,000円で1日乗り放題)などお得な割引券も利用ください。
市民の声を公共交通の未来へ
地域公共交通に関する意見交換会を開催します

地域の移動手段を守るために、市民の皆さん(バス利用者)と行政が直接対話する意見交換会を行います。コミュニティバスの運行について、日々の利用で感じていることや、ご要望を聞かせてください。皆さんの声が、これからの公共交通政策の土台となります。ぜひご参加いただき、地域の交通のあり方を一緒に考えましょう。
お問合せ
地域振興課 公共交通係(本庁舎2階40番窓口) 📞22-3005
