簀河原 次男さん・律子さん
夫婦二人三脚で始めたミカン作り
今回ご紹介するのは簀河原次男さん・律子さんご夫婦。20年ほど前から二人三脚でミカン作りに励んでいます。「サラリーマンから転身したので最初は手探り。農協のアドバイスを受けながら夫婦2人でも無理なく、安定した収穫ができるように隔年結果※1の少ない品種を選び、収穫時期の異なるおおいた早生※2、石地温州、不知火を植えました」と次男さん。12月は露地栽培の石地温州が収穫期を迎えます。
手をかけた分だけおいしくなる
ミカン作りのポイントは枝を切る剪定※3、果実を間引く摘果※4、害虫や病気を遠ざける予防の3つ。「地道な作業ですがそれぞれに意味があり、1つでも怠ると味や翌年の収穫量に大きな影響が出ます。手をかけた分だけおいしくなるのでやりがいがあります」と律子さん。愛情たっぷりに育てられた石地温州は甘みと酸味のバランスが秀逸。今年は雨が少ないので糖度が増し、特に味が良いそうです。市内のマルショクで購入できるのでぜひ味わってみてください。
※1 果実が多い年、少ない年を繰り返す現象 ※2 大分県独自のミカンの品種
※3 日光を枝葉の奥まで届ける効果などあり
※4 果実を大きくする、実のなりすぎによる隔年結果を避ける効果などあり
露地栽培とは
屋外の畑で自然に近い状態で育てる栽培法。剪定、摘果、予防のほか、天候チェックや草刈り、イノシシなどの獣害対策も重要。
マルショクで販売中
簀河原さんが育てた石地温州は12月20日頃まで市内のマルショクの産直コーナーで販売中。※5
生産者名を確認してみては。
※5 数量限定のため、売り切れる場合もあります。