延縄漁師
山内 拓也さん
絶品!大入島のハモ
夏に旬を迎える高級魚ハモ。佐伯のハモは品質が良く、特に大入島付近で延縄漁法を用いて一匹一匹丁寧に釣り上げられるハモは「大入島釣はも」と呼ばれ、京都や大阪など関西圏で高く評価されています。
今年の6月からハモ漁を始めた山内さんは漁師歴6年。昼間は家業の鉄工所で働き、夜はハモ漁、休みの日はかご漁や仕掛け作りに忙しい毎日を過ごしています。しかし、「海のそばで生まれ育ち、漁師になるのが夢だったんです。海にいるのが楽しくてたまりません」とさらり。心から海を愛しているのが伝わってきます。
一人前のハモ漁師を目指して
山内さんがハモ漁に出るのは6〜8月の夜。総延長3,000m〜4,000mの延縄を海中に仕掛け、4時間ほど1人で奮闘します。「気をつけているのはハモが傷付かないようにすること。釣り上げた後に暴れることもあるので大変なんですよ」。1日の漁獲量はまだ20㎏ほどですが、「もっと漁場を開拓して漁獲量を増やしたい」と意気込んでいます。
※1 大入島ハモは、市内の一部料理店でも取り扱うことがあります。
延縄漁とは
1本の太い縄に釣り針が付いた多数のハリスをつけて海中に垂らし、魚体を傷めず、生きたまま釣り上げる漁法。
活かし箱で出荷
エアーポンプを取り付けた活かし箱で生きたまま出荷。ハモがお互いを噛まないように冷水を入れておとなしくさせます。