特集

みんなが!ずっと、このまちで幸せに暮らすには?地域コミュニティを考える

 

地域コミュニティを考える

「こどもも大人も安心できるまちに」
「顔のわかる関係を作りたい」
「もしも大地震が起きたら」

普段の暮らしで少しでも気になっていることがあるなら、自分の住んでいるまちの“地域コミュニティ”に目を向けてみませんか?
人と人とが交わることで小さな輪が広がり、生まれるのは笑顔や安心感。少しずつ暮らしやすいまちづくりが進んでいきます。

地域コミュニティがどう大切なの?

 地域コミュニティとは、自治会、区長会など地域に根ざした住民同士のつながり。現代は、少子高齢化や過疎化、ライフスタイルの変化などで地域のつながりが希薄になりつつありますが、コミュニティを大切にすることで、暮らしはより良い方向に向かいます。
 例えば、地域の交流ができると、こどもや高齢者の見守りに役立ち、安全・安心なまちづくりや孤立の防止につながります。また、伝統文化といった地域の宝が受け継がれるなど、まちの活性化にも役立ちます。

幸せな暮らしへの第1歩!
地域コミュニティの魅力を知ろう

防災の意識づくり

 万が一の時にコミュニティがあると助け合うことができます。避難訓練や防災用の備蓄品の点検、防災マップづくりなど、意識も高まります。

きれいなまち

 清掃活動、ごみ拾い、草刈りなど住む人みんなで住み良い美しいまちをつくります。

安全・安心なまち

 通学路の見守り、声掛け、交通安全街頭指導などを通じ防犯活動が活発になり、住みやすいまちがつくられ治安維持につながります。

交流の輪が広がる

 地区の学校行事やイベント、伝統行事、こども会、運動会などに参加することで、こどもから高齢の方まで世代を超えた情報交換や交流ができ、新たなコミュニティの輪が広がります。

高齢者の見守り

 人と人とがつながることで、高齢者の見守りになり孤立を防げます。

まちに活気が生まれ、次世代も暮らしたくなる

 人の交流が生まれ、地域のために活動する人が増えることで、まちが元気になります。こどもや孫の時代も、幸せな暮らしがつながっていきます。

“協働”のまちづくり

 地域と行政が対等なパートナーとなり、協働でまちづくりが進められます。

 

新しい地域コミュニティの区分け

 近年の人口減少に伴い、近所だけで地域組織を維持することが難しくなり、おおむね小学校区単位、または地区公民館単位で新しい地域コミュニティをつくって活動を始めている地域があります。あなたの住むまちは、どこの地域にあたりますか?

旧佐伯市区域11区分
旧町村区域8区分

合計19区分

現在始まっている新しい組織づくりの4つのステップ

 

自分たちの地域の未来について、まずは、話し合うこと。

 「地域には何が必要?」「今後の課題は?」「新しいコミュニティ組織に進むとどうなる?」など、地域の未来について、まずは話し合いからスタートします。地域の特色や未来像は様々です。自分たちの地域コミュニティについて、話し合い考える時間を作ることが未来の地域づくりを支えます。

新たな地域コミュニティへ向けて前進!

 自分の住む地域についての不安や困りごと、地域で取り組んでみたいことなどについて「話し合い」からスタートした4つの地域では、新しい地域コミュニティ組織が生まれ「地域コミュニティ協議会」として動き出しています。各地域の活動の様子をのぞいてみましょう。

西上浦地域

西上浦地域のテーマ

輝やけ地域 拡がれ笑顔

 福祉部会とふれあい部会で役割分担をしている「彦岳サポート愛ランド」。有償ボランティアによる「草刈り」など暮らしをサポートする取組が広がっています。また、春祭りや体育祭を開催し地域の交流を深めています。

地域コミュニティの愛称:彦岳サポート愛ランド

▲令和4 年度春祭り

 

▲有償ボランティアによる草刈り

青山地域

青山地域のテーマ

ヤル気・元気・笑顔いっぱい青山!!

 「青山てらす」では8月に夏祭り、12月に収穫祭を開催し、「地域を盛り上げる」イベントを開催しています。イベントを通じて地域への関心や参加が少しずつ進んでいます。部会の枠を超えてベテラン世代と若い世代が互いに意見を出し合う場面が増えてきました。青山小学校跡地の有効活用法を検討するなど、地域の人・資源を大切に元気いっぱいの青山を目指します。

地域コミュニティの愛称:青山てらす(照らす&Cafeテラス)

▲令和4年度収穫祭

 

▲令和5年度夏まつり
▲青山小学校跡地での地域運動会

宇目地域

宇目地域のテーマ

支えあう・暮らしやすい・活力のある宇目地域

 「宇目郷Go」では、課題を挙げて、できることやしたいこと、どのような内容でいつから取り組むかを具体的に話し合ってきました。地域活性化イベントとして毎月1回「宇目郷Goふれあい市」を開催しています。農作物や創作品の出店販売など、地域の交流が進んでいます。今後は郷土芸能の継承など、こどもたちの郷土愛を育む取組を進めていきます。

地域コミュニティの愛称:宇目郷Go

▲月1イベント宇目郷Goふれあい市

▲地域で採れた産品や手作り雑貨など出店

直川地域

直川地域のテーマ

絆ぐ♡繋がる♡直川♡

 みまもり隊、もりあげ隊、おたすけ隊というネーミングをつけて3つの部会で活動をする「ミラサポ」。外部講師を呼び講演会を開催するなど、次世代のリーダーづくりにも力を入れています。野外映画祭の開催や小学校の読み聞かせの支援など、こどもから大人まで交流できる環境作りを行っています。

地域コミュニティの愛称:直川の未来をサポートする会(ミラサポ)

▲野外映画祭の開催

 

Q:新しい組織づくりについて、市はどんなサポートをしてくれるの?

A:

 市は、新たな地域コミュニティづくりに取り組む地域の自主性を尊重し、「人」「拠点」「資金」の3つの側面から応援します。「人」は地域支援員の配置や職員の派遣など、「拠点」は公民館のコミュニティセンター化や活用しやすい環境整備、「資金」は設立準備から新組織立ち上げの際の補助金交付などです。

 7月には、地域コミュニティ組織と連携を強化するため、8つの地域コミュニティ組織と「協働」のまちづくりに関する基本協定を締結。市役所内部に推進本部を設置し、各地域と関係を密にして、組織づくりの支援を進めます。

お問合せ

コミュニティ創生課(本庁舎2階41番窓口)

📞22-4059

ピックアップ記事