生まれ育ったまちのために。縁あって移り住んでから。
「さいきが好きだから」というシンプルな理由は、働くうえで何より大切なことで、モチベーションにつながります。
起業してやりたいことにチャレンジしても、事業を受け継いで今の時代に合わせた形を模索するのもよし。
好きなまちで自分のスタイルを貫く。そんな働き方を探してみませんか?
歯科衛生士だった異業種からエステ業界の畑に飛び込んだ阿部さん。エステやマッサージを受けるのが昔から好きだったことと、周りの人からの応援もあり、心の中に芽生えた挑戦の気持ちを実行に移しました。
「働きながらエステやマッサージの技術を学び、店を開く前の準備段階として、知人の紹介でチャレンジショップに応募しました。きれいで立地も良い場所で1年間の経験を積む中で、ケーブルテレビ、ラジオなどでお店を紹介してくれたり、インフルエンサーの人も来店して宣伝してくれたりと、話題性もあって集客につながりました」。また、チャレンジショップに登録すると同時に商工会議所の会員になり、具体的な経営指導を月1回受けることで、売り上げアップになったそう。「目標金額も高めに設定して、最終的にはそれも超えるなど、やる気にもつながりました」と振り返ります。
3年前に開業してからは歯科衛生士を続けながら働いてきましたが、SNSなどで集客に力を入れ、令和6年10月に歯科衛生士を辞めてお店に集中することに。「地元であり大好きな佐伯で好きな仕事ができているのは幸せです。お客さまと接するのも施術も楽しいです。お店のスタッフのチャレンジする気持ちも、自分の経験を伝えることで応援になればうれしいですね」と話してくれました。
創業セミナーや創業補助金で創業をサポートします
経営に必要な基礎知識を学ぶ創業セミナーの開催や事業に必要な備品の購入など、創業補助金の支援も行っています。創業を考えている人は、まずご相談ください。
お問合せ
商工振興課(本庁舎2階36番窓口)
📞22-3943
チャレンジショップ事業
市中心部の担い手となる起業家を育成するため、独立開業を目指す意欲のある人に、安価な家賃で一定期間店舗を提供して育成支援をします。商工会議所と連携した経営指導など、チャレンジしたい気持ちを全面的にサポートします。
現在、出店者を募集しています(1月10日まで)詳しくはホームページをご確認ください。
詳しくはこちら
お問合せ
一般財団法人観光まちづくり佐伯
📞22-9900
大好きなまちに更なるにぎわいを生み出すため、
「クラウドファンディング補助金」を活用し
店舗や事業を始め、想いを形にしている人々がいます。
企業・事業の存続や発展の過程で重要なプロセスである「事業承継」。
法律や税務の問題など、様々な悩みを相談することから始めてみませんか。
もともと居酒屋を営んでいた時に、「新栄丸」の大入島オイスターを仕入れていた安田さん。ある時「牡蠣小屋をたたむことにしたので、その場所で何かしてみない?」と誘われたのがきっかけだと言います。「クラウドファンディングの制度は知りませんでしたが、制度を実際に利用した人が申請の方法など適切なアドバイスをしてくれたので、申請を進められました」。
集まった資金はいけすを入れるなどの設備導入費や、運営費にあてました。牡蠣小屋はオフシーズンもあり、台風の季節などは、近隣の迷惑にならないようにテントをたたまなければいけないなどの苦労もあります。しかし、安田さんも市外からこの店のオープンを機に移り住んでくれた明石店長も、佐伯への愛情はたっぷり。「おいしい海鮮をたくさんの人へPRするために、屋形島の緋扇貝や、マルサン商店の干物なども味わえます。この店を通じてもっと佐伯の魅力を伝えたいですね」と目を輝かせます。
亀井さんの実家は、日本茶専門店「鶴見園」。「家業を継いで、多くの人に日本茶を楽しんでもらいたい」とカフェの出店を考え物件を探していたところ、船頭町の雰囲気が気に入り、出店を決めました。「『クラウドファンディング』で開業資金を集めました。多くの方の想いを預かり開業したので、今でも身が引き締まる思いで働いています。市の制度を活用したことで、開業前から多くのメディアなどで取り上げてもらったことは大きなメリットでした」。
令和3年にカフェをオープンして思うのは、幅広い年齢層の人に足を運んでもらいたいということ。「温かいお茶を入れたり入れてもらったり。忙しい中にも少しだけ、ゆとりある時間を持ってほしいです」と微笑みます。昨年からは空間を広げて、地元の山海の幸を使ったランチを提供。また、今後は市外に店舗を広げたいという想いも。「多くの方に日本茶の魅力をアピールして、最終的には佐伯に足を運んでもらいたいです」と話してくれました。
鶴岡町で長く愛されている花屋『ばんどう生花店』を事業承継した3代目の髙橋拓弥さんと、妻の絵里菜さん。お店は昨年9月にリニューアルオープンしました。「大分市の花屋で8年ほど勤めた後、佐伯に戻ってきました。コロナ禍で経営が大変だった時に『大分県よろず支援拠点』の方に相談をしたことから縁ができました。代替わりの時に『商工会議所』の指導を受け事業計画書の作成をしたり、『よろず支援拠点』の担当者に、どういう風にお店を作っていくか、融資の相談などアドバイスをもらえて助かりました。」と話してくれました。
「以前は仏花などの取扱いが主体でしたが、現代のニーズに合わせて取り扱う内容、店舗もリニューアルしました。葬儀や婚礼の花を取り扱うほか、観葉植物やフラワーアレンジメントも取り揃えています。そのほかには、ブーケや活け花のレッスンも行っています。店を開いてみると、祖父の代から通ってくる地域のお客様も応援してくれて、とても励みになっています。昔のあり方や先代の形態も大事だと思いますが、自分たちが楽しく事業を続けていくためにどうすればいいのかを考えていくことが大切だと感じます」。佐伯の地で事業を末永く残していくために、忙しくも楽しそうに働く姿が印象的でした。
佐伯で働く人を応援!
市内にある3つの「商工団体」では地元で新たに創業する人や事業の相談を受けています。経営指導員からの指導や、様々な関係機関と連携し「佐伯で働く」、を応援しています。
お問合せ
佐伯商工会議所 📞22-1550
佐伯市あまべ商工会 📞33-0217
佐伯市番匠商工会 📞46-0402
開業に関する情報
「佐伯市まちなか開業サポートセンター」では開業に関する資金やセミナーなどの情報を提供します。
お問合せ
佐伯市まちなか開業サポートセンター
📞22-9900(一般財団法人観光まちづくり佐伯)
市街地民間活力応援補助金(クラウドファンディング)
中心市街地の活性化を目的に、クラウドファンディングを活用し、カフェなど集客のある施設を整備する事業への補助をします。駅前・港エリアまたは城下町エリアで、空き地や空き店舗などを活用した事業が対象になります。
詳しくはこちら
お問合せ
地域振興課 ふるさと振興係(本庁舎2階40番窓口)
📞22-3033
ほかにも起業や事業の相談する機関があります。
大分県よろず支援拠点
「お店のロゴマークを作りたい」や「家業を継ぎたい」など、各分野に精通したプロが相談に乗ってくれます。
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📞097-537-2837
大分県事業承継・引継ぎ支援センター
事業継承、第三者承継などの相談をサポートします。
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📞097-585-5010
おおいたスタートアップセンター
創業計画や人材育成など、創業に関する幅広い悩みに応えます。
お問合せ
📞097-534-2755