今日から健康づくり!

3月9日は「脈の日」3月9日~15日は「心房細動週間」

 公益社団法人 日本脳卒中協会と一般社団法人 日本不整脈心電学会は、国民に脈をチェックすることを呼びかけるために、毎年3月9日を「脈の日」、3月9日~15日を「心房細動週間」と定めています。

心房細動が脳梗塞を引き起こす可能性があります!

 心房細動は、心臓の一部(心房)が小刻みに震えることで、心臓のリズムが乱れ(不整脈)、心臓の機能が低下する病気です。年齢が上がるにつれて発生率が高くなり、女性よりも男性に多く発生します。高血圧、糖尿病、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病をお持ちの人に起こりやすいことも知られています。
 令和4年度 佐伯市国民健康保険加入者の特定健診心電図検査では、心房細動の有所見者は30人近くおり、有所見率は年齢が高くなるにつれて増加していました。

 心房細動になると、心臓が血液をうまく送り出せなくなり、心臓の中に血の固まり(血栓)ができやすくなります。この血の固まりが血管の中を移動して脳の血管を詰まらせると脳梗塞を引き起こします。
 心房細動を見つけて、血の固まりを作らないように予防・治療することが大切です。

心房細動によくみられる症状

 心房細動は、自覚症状がない場合もしばしばあります。脳梗塞になって初めて心房細動が見つかる場合も少なくありません。
 自覚症状として、「普段より脈が速い」「脈が不規則に繰り返される」「動悸」「胸が苦しい」「階段や坂を上るのがきつい」「息切れしやすい」「めまいがする」などがあらわれることもあります。

まずは自分で脈のチェック!心臓のリズムの乱れ(不整脈)が分かります!

①図のように手首の親指側に3本の指をあてます。
②ドッ、ドッと、脈が触れるまで徐々に強く押さえます。
 ※強弱をつけながら押さえて、脈を探しましょう。
 ※脈が触れない場合は、少し場所を変えてみましょう。
③脈が触れたら、15秒間に何回脈を打っているか数えます。
 ※安静時の正常値は、おおむね1分間に50~100回です。
④脈のリズムが乱れていないかを確認しましょう。

参考・出典:心房細動週間ウェブサイト、日本脳卒中協会、日本不整脈心電学会

脈が速い、脈のリズムが不規則な場合は、かかりつけ医に相談しましょう。

お問合せ

健康増進課保健係(和楽1階)📞23-3902

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