11月8日は「いい歯の日」
歯や口は、健康でよりよい生活を営むために大切な働きをする器官ですが、その大切な歯を失う原因のひとつが歯周病です。佐伯市でも、40歳以上の約7割に歯周病の所見が認められました。(図1)
歯周病は細菌による感染症です。
歯みがきが十分でないと、歯垢(プラーク)が歯と歯肉の境目(歯周ポケット)に増えていきます。プラークには多くの細菌が含まれており、細菌が作る毒素によって歯肉が腫れたり、出血しやすくなります。進行すると歯を支える骨が溶けて歯が支えられなくなり、歯を失う原因になります。
また、歯周病は口の中の疾患というだけでなく、図2のように、様々な全身疾患と関連しています。特に糖尿病の人は歯周病が悪化しやすいと言われています。反対に、糖尿病患者に歯周病治療を行うことで、血糖コントロールの指標となるHbA1cに改善が見られることから、歯周病と糖尿病との間には双方向的な関連があります。
かかりつけ歯科をもちましょう。
歯周病は初期の段階では自覚症状がないので、歯科医
院で検査を受けないと正確な診断はできません。また、歯みがきだけでは歯周ポケット内のプラークは取り切れないので、定期的に歯科医院で行う専門ケア(プロフェッショナルケア)を受けて予防することが大切です。
歯周病検診を受けましょう
市内在住の40、50、60、70歳になる人を対象に歯周病検診を実施しています。1年以上歯科にかかっていない人は、この機会に受診することをおすすめします。令和5年度の受診期間は12月30日(土)まで。
お問合せ
健康増進課(和楽1階) 📞23-4500