～ 誰も自殺に追い込まれることのない佐伯市を目指して ～

　３月は１年の中でも自殺者が最も多い傾向にあることから「自殺対策強化月間」と定められています。就職や転勤､進学､引越し、家族や友人との別れなど､生活環境が大きく変化しストレスを感じやすい時季にあたることも､自殺者が増える要因といわれています。周りの皆さんが､抱えている悩みが深刻化する前に､悩みを抱えている人の変化に気づき声かけを行い､適切な相談先につなぐことが大切です。

気づき

　家族や友人、職場の同僚などあなたの周りの人に気になる様子はありませんか？
　「いつもと様子が違うな」「元気がないな」など、わずかな変化に気づき、声をかけてください。悩みを抱えている人を孤立させないことが大切です。

傾聴

　本人の気持ちを尊重して、言いたいことや悩みに耳を傾けましょう。助言は必要なく､うなずくことを心がけましょう。
　本人を責めたり、否定したりするのは避けてください。話を聞いたら「話してくれてありがとう」「大変でしたね」とねぎらいの気持ちを言葉に表しましょう。

見守る

　相談機関へつないだ後も、温かく寄り添いながら、焦らずじっくりと見守りましょう。

つなげる

　追いつめられている人は、様々な問題を１人で抱えて深刻に悩んでいます。
　それぞれの専門の相談機関がありますので、解決に向けた適切な窓口につながるようサポートしましょう。

｢こころの体温計｣をご存じですか？

　心身ともに疲れると、こころの健康が失われてしまいます。こころの健康の変化には、自分では気づきにくい場合があります。簡単な質問に答えると、自身のストレス度や落ち込み度をチェックすることができます。

　ご本人の健康状態や人間関係､住環境などの４択式の質問11問に回答していただくと、ストレス度や落ち込み度が､水槽の中で泳ぐ金魚、猫などの絵になって表示されます。

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