五十川さんご夫妻は27年前、EM菌(※1)を使った自然農法の先生と出会ったことで、「次世代の子どもたちに良いものを残したい」と一念発起。化学合成農薬、化学肥料や、除草剤不使用の、人と環境に優しいお米作りを始めました。「最初は農薬なしでお米は作れないと反対の声が多かったですね。２年目にウンカ(※2)の大群に襲われたときは、私も気持ちが揺らぎました」。農薬を使うべきか迷ったより子さんを支えたのは庸文さん。「何のために無農薬を始めたんや」と励まし、江戸時代に行われていた殺虫剤を使用しない方法でウンカを減らし危機を脱しました。今もすべてにおいて手間を惜しまず、信念を持って米作りに向き合っています。

自然の恵みが詰まったお米

　自然界にあるEM菌やくん炭(※3)で土壌を改良し、木酢(※4)で病気や害虫を遠ざけ、除草作業も徹底する―自然の恵みの結晶と言っても過言ではない五十川さんご夫妻のお米は、人気を博しています。クルーズトレイン「ななつ星in九州」でも提供されました。10月には新米が発売されるのでお見逃しなく

※1 自然界にいる有用微生物群を活用した土壌改良資材　
※2 稲の害虫　
※3 もみ殻を炭化させた土壌改良資材
※4 木炭を作る過程で生じる忌避効果がある液体

自然農法とは

化学合成農薬､化学肥料､除草剤を使わない農法｡天候や病害虫の影響を受けやすいため､手間暇かけて育てています｡

道の駅で新米販売

五十川さんご夫妻のお米(白米、玄米)は10月中旬から道の駅やよいの直売所にて販売予定。

※売り切れる可能性もあります。