つくるひとびと

木工アート

木工作家 かぜびと nao/佐伯市大手町

佐野 直孝さん

木工アート

 「かぜびとnao」さんは、木の魅力、とりわけ木ごとに異なる木肌の質感にほれ込み、暮らしに彩りを添える生活雑貨を中心に制作しています。「かぜびと」という名前の由来は、風のような存在でありたいという思いから。どんな形にもなり、自由に流れ、好きな人に寄り添える―それはnaoさんの作品にも重なります。

風のように自由に、やさしく、暮らしに寄り添う木工作品

 佐伯を拠点に木工作家として活動する「かぜびとnao」さん。木工に出会って以来、固定観念にとらわれない自由な発想で、まな板や箸など“自分らしい”生活雑貨を作り続けています。「もう30年前かな。妻に『アメリカンカントリーの椅子がほしい』って言われたのだけど、高くてね。見よう見まねで作ったのが始まり。その後、地元の製材所とのご縁もあり、県南の木材を使いながら、思いを形にしています」。
 現在は、玄関ギャラリーに常時作品を展示するほか、市内外での個展、イベント出展など幅広く活動中。また、友人から持ち込まれた思い出の家具をリメイクしたり、災害時に寄附を呼びかける※1など、木工を通して人や暮らしにやさしく寄り添っています。

※1 熊本地震の際は単独でハートプチプロジェクトを開催。木工のバッジを配り、震災を意識するきっかけづくりや、寄附の呼びかけを行いました。


アートの「縁」をつなぎ、「輪」を広げる

 naoさんは、多くの佐伯市在住アーティストとつながり、「佐伯ART展覧会※2」や「サウスアートマーケット※3」を開催するなど、佐伯のアートを盛り上げる活動も行っています。
 「佐伯には才能を秘めたアーティストがたくさんいます。すでに全国的、世界的に活躍している人も少なくありません。もっと多くの人に知ってもらいたいですね」。アートの話になると次から次へと言葉があふれてくるnaoさん。気になるアート情報があれば、ジャンルや国内外を問わず足を運ぶことも多いと言います。
 暮らしを彩る木工作品の制作と、地域のアートにスポットを当てる活動。人と人をつなぎながら、これからも広がっていきそうです。

※2 令和4年開催  ※3 令和7年開催

▲多くの作品が並ぶ玄関ギャラリー。見学の際は事前に電話予約を。
住所:大手町3-7-29 📞070-4330-8056

▲木ごとに木肌や色合いが異なり、様々な表情を見せてくれる木工作品。現在、naoさんは箸作りに注力しており、その奥深さを追求しています。


アートナビさいきはこちら

ピックアップ記事