~十分な睡眠時間と質の良い睡眠のすすめ~

寝る子は育つは本当!?

 佐伯市では、早起き早寝のこどもの割合は増加していますが、早起き遅寝のこどもも増加しています。(図1)

 早起き遅寝が続くと、慢性的な睡眠不足につながり、こどもの成長発達へ影響を及ぼすことはご存じのことでしょう。

 

 大人にとって「睡眠」は、頭と体を休めるためですが、こどもの「睡眠」は、未熟な脳と体を「発達」させるために必要なものです。こどもの脳は寝ている間、記憶された情報を整理するだけでなく、体を育てる「成長ホルモン」が分泌されます。睡眠不足のこどもの脳の海馬(記憶を司るところ)が小さいという調査結果もあります。しっかり寝ることは、心身をつくります。「寝る子は育つ」は真実です。

 脳が成熟する思春期までの時期は、大人に比べて長時間の睡眠が必要です。こどもの頃からしっかり眠る習慣を身につけましょう。(図2)

 

 夜更かしをしているこどもの多くは、夜遅くまで明るい場所にいます。本来は暗くなっているはずの時間に光を浴びると、体内時計の調整がうまくいかず、軽い「時差ぼけ」のような状態になります。昼寝は夜の睡眠の代わりをすることはできません。しっかり眠って、しっかり食べて、しっかり遊ぶ(体を動かす)、この当たり前と思えることが、実はこどもの心身の発達を促します。よく眠るための工夫について(図3)を参考に、十分な睡眠時間と質の良い睡眠に取り組みませんか?最初の1~2週間は少し大変と思うかもしれませんが、体内時計が整えば、こどもも大人も健康に過ごすことができます。

 

■生活リズムのヒントなど、詳しくは、市ホームページの『子どもの健康づくり』をご覧ください。

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