おもてなしの心で佐伯の魅力を伝えたい

　佐伯駅から徒歩2分の好立地にあり、観光・ビジネス両方に使えるシティホテルとして長年親しまれている金水苑。〝食〞に力を入れているのが特徴で、ホテル内にある3つのお食事処が人気を集めています。「佐伯の魚や野菜をふんだんに使用した和食が楽しめる番匠亭、洋食メニューを揃えたマリアンジュ、本格中国料理のさいき李白があり、食事目当てに訪れるお客さまも多いですよ」。そう話すのは総支配人の佐藤さん。

　季節ごとにグルメフェアも開催しており、伊勢エビや美人鰤など佐伯グルメの普及にも一役買っています。（11月30日まで鮃と伊勢海老フェア開催中）

佐伯を支え、盛り上げるために

　ホテルも佐伯の重要な観光資源の1つであると考えている佐藤さんがリピーターの獲得、ひいては佐伯観光活性化のために取り組んでいるのが人材育成。「おもてなしの心が伝わらなければまた来よう、とはなりません。外部講師を招いて接客力を鍛えています。現在受け入れている中高生の職場体験を通じて、佐伯のホテルで働きたい、観光産業に従事したいという若者を増やすのも目標です」。地域に根ざしたホテルとして、災害時の緊急避難場所にも指定されている金水苑。さまざまな角度から佐伯を支えています。