つくるひとびと

ケンサキイカ

漁師 / 鶴見梶寄浦地区

井脇 昭次郎さん

ケンサキイカ

その名の通り、剣のように尖った先端と細長い胴が特徴。肉厚な身は程良い歯ごたえと上品な甘みが楽しめます。大きさは十数センチの小型から30~40㎝の大型まで様々。旬と重なる産卵期に卵を抱えたメスは一層うまみが増します。

今が旬!ケンサキイカ

 夏から秋にかけて旬を迎えるケンサキイカ。佐伯市鶴見では7~9月頃に一本釣りが盛んに行われます。
 今回ご紹介する井脇昭次郎さんは、この道45年の大ベテラン。夜になるとほぼ休むことなく船で沖に向かい、ケンサキイカを狙います。「獲れるかどうかは運」と謙遜しますが、一本釣りには長年の経験で培ったカンと技術が欠かせません。
 「今の時期のケンサキイカは最高にうまいよ。機会があったら活き造りで“透明なイカの身”を食べてみて」。そう話す井脇さんは、釣りたてのイカを自身でも刺身にして味わうこともあるそうです。もちろん、イカそうめんや干物、小ぶりなものは煮付けにもぴったり。旬のケンサキイカはどんな調理方法でもおいしくいただけます。

当たり前に、海と生きる

 井脇さんが行うのはケンサキイカ漁だけではありません。一本釣りと素潜り漁を組み合わせ、1年を通して海と向き合っています。「春はイサキ、その後にケンサキイカやサザエ、冬はブリ、モイカなどいろいろ獲るよ。海の近くで生まれ育って、家業を継いで漁師になって…45年もやってたら漁はもう生活の一部。好きとかやりがいとか考えたことはないけど、好きじゃなきゃ続けてないだろうね」。真っ黒に日焼けした顔で豪快に笑う井脇さん。今日も“当たり前”の日常を過ごしに、海へと向かいます。

▲鶴見沖で集魚灯を灯し、ケンサキイカを寄せてから3時間ほど一本釣りを行います。

▲今の時期、素潜り漁で獲れるのは主にサザエ。体ひとつで海に挑みます。

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