中年期の高血圧が高齢期での認知機能低下を招く!?

日本人の3人に1人が罹患している高血圧。中年期にⅠ度高血圧以上の人は、認知症のリスクが高くなります。高血圧は自覚症状がないことが多いため、症状の有無に関わらず、若い頃からの生活習慣の改善が重要です。
生活習慣改善のポイント
①減塩
高血圧の最大の原因は、食塩の取りすぎです。栄養成分表示の食塩相当量の欄で、食塩量を確認することができます。まずは、自身の摂取量を知るところから始めましょう。

②野菜の摂取
野菜に含まれるカリウムは、食塩の排泄を促し、血圧を下げる効果があります。1日に350g~400gの野菜を摂取することが推奨されています。
③適正体重(BMI* 18.5以上25未満)の維持
*BMI=体重÷(身長)2
肥満者は、肥満でない人に比べて、高血圧のリスクが2~3倍になります。個人差はありますが、3kg~4kgの減量で血圧の低下が期待できると言われています。
④適度な運動
適度な運動(毎日30分以上または週180分以上の運動)は、血圧を下げる効果があります。まずは、今より10分長く身体を動かすことをおすすめします。
⑤アルコールは適量に
習慣的な飲酒は高血圧の原因になります。適量の飲酒(純正アルコール20g)を心掛けましょう。
例:ビール中瓶1本(500mL)、日本酒1合(180mL)、酎ハイ(7%)1缶(350mL)

⑥禁煙
お問合せ
健康増進課(和楽1階) 📞23-3902