大分県漁業協同組合上入津支店
魚類養殖後継者グループ
養殖ブリ
大分県は養殖ブリの生産量、全国3位。好漁場・豊後水道に面した佐伯市蒲江もブリ養殖が盛んな地域のひとつで
す。恵まれた環境で丹精込めて育てられるブリは、県内外で高く評価されています。
養殖ブリのフィレ加工場が蒲江に誕生
近年需要が伸びている養殖ブリのフィレ(三枚おろし)加工をメインに行う“JFおおいた蒲江加工センター”が昨年8月に完成し、12月から本格稼働しています。「新工場には20g単位で切り身にできる機械など最新機器を導入しています。細かいオーダーに応えることで魚価向上を目指し、養殖業者さんに還元するのが目標です。もちろん、生産効率の向上、現場スタッフの負担軽減にもつながっています」そう話すのは大分県漁業協同組合上入津支店の川瀬学之さん。海外輸出も視野に入れており、安定的な生産・出荷、販路拡大などあらゆる面で養殖業者を支えていきたいと言います。
未来を担う若手が奮闘
蒲江(上入津)のブリ養殖は、若い後継者たちが活躍しています。後継者グループに所属する8人が連携し、若手ならではのアイデアを出し合いながら、より良い養殖技術の追求や養殖ブリの普及活動を行っています。「養殖は日本の“食”を支える仕事。大きなやりがいがあります。今は、小・中学生に魚のさばき方を教えたり、地元のお祭りで花火やダンスイベントを開催して人を集め、養殖ブリを振る舞ったり、PR活動に力を入れています」。8人を代表して話してくれたのは冨田恵義さん。熱意に満ちた若手が推進する蒲江のブリ養殖、今後の活動に期待が寄せられます。

▲新工場では現在、働きたい人を募集中。興味のある人はお気軽に問い合わせ(📞45-5001)を。

▲若手同士仲が良く、忙しい合間を縫ってミーティングや懇親会などで親睦を深めています。