子宮頸がんとは
子宮頸部(子宮の入口部分)にできるがんです。
子宮頸がんの原因は主にヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因であることがわかっています。
HPVは主に性的接触があれば女性だけでなく男性にも感染するウイルスです。HPVに感染しても大部分は自己免疫力でウイルスを排除しますが、排除されずに長期間感染の状態が続くとがんに進行することがあります。

20~30歳代の女性に増加しています
日本では子宮頸がんになる人は、20歳代後半から増加し始め、30歳代前半から40歳以降で最も多くなります。市が実施する子宮頸がん検診では、過去3年間で4人にがんが見つかりました。

子宮頸がんの予防方法
子宮頸がんの予防は、原因となるウイルスの感染を防ぐ予防接種と、がんを早く見つけるためのがん検診があります。
予防接種
●HPVワクチン接種
小学校6年生~高校1年生相当の女子は定期接種(公費で接種)の対象です。また、過去に合計3回の接種を受けていない平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女子は、令和7年3月31日までキャッチアップ接種(公費で接種)を受けることができます。対象者で接種を希望する人は、ワクチンの効果やリスクを十分に理解したうえで、協力医療機関(要予約)で接種してください。
●男性のHPVワクチン接種
男性がワクチンを接種することで肛門がんや尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待できます。また、男女間での感染を防ぐことでパートナーの健康と命を守ることにもつながります。
男性のHPVワクチン接種は、「任意接種」となるため、接種費用は全額自己負担となります。接種を希望する場合は、医療機関へ問い合わせください。
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がん検診
●20歳から子宮頸がん検診を定期的に受けましょう
20歳以上の女性は2年に1回の子宮頸がん検診が推奨されています。子宮頸がんはほとんどが自覚症状がないため、検診が早期発見の唯一の手段です。市の子宮頸がん検診は集団健診会場や市内のがん検診登録医療機関で受けることができます。
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お問合せ
健康増進課健診係 📞23-7022
健康医療推進係 📞23-4500