株式会社海生代表取締役 / 鶴見地区
笠村祐輔さん
マガキ
冬に旬を迎えるマガキ。近年、通年出荷できる三倍体※1を扱う佐伯の業者が増えており、いつでも“旬のおいしさ”を楽しめます。
会社員からマガキ養殖の道へ
鶴見でマガキ養殖を行う『海生』。5年ほど前に塩月漁業株式会社のカキ養殖部門としてスタートしましたが、昨年独立し、笠村祐輔さんが代表に就任しました。「塩月漁業は妻の実家。漁業に打ち込む義父の姿に憧れていたので、会社員からの転身に迷いはありませんでした。実際、やりがいばかりです。私たちが手掛けたものを多くの人が喜んで食べてくれる。これほどうれしいことはありません」。海生のマガキを心待ちにしているファンの存在、「おいしいよ」という言葉にいつも励まされていると言います。
最先端の技術で、おいしさと安全性を追求
海生は最先端のフリップファームシステム※2を活用したシングルシード方式※3の養殖を実践しています。「カキを1粒ずつ専用バスケットに入れ、定期的にバスケットごと回転させて天日干しします。バスケットの中を転がることで、美しい形、小ぶりながら身入りの良いカキになるんですよ。出荷前に24時間以上殺菌(紫外線殺菌)するなど安全性にもこだわっています」。独自のブランド・海雫は一口サイズで食べやすく、さっぱりとした風味&シャキシャキの貝柱が絶品。三倍体なので一年中楽しめるのも魅力です。
※1 三倍体のカキは産卵しないため、早い成長・良質な身入りが期待できる
※2 専用のバスケットを用いて行うマガキ養殖システム
※3 カキを1粒ずつバスケットに入れて養殖する方式

▲クセのない海雫は生で食べるのがおすすめ。タバスコやカボスとの相性も抜群です。