「早寝・早起き・朝ごはん」という言葉を聞いたことがありますか?こどもの健やかな成長には、生活リズムを整えることが大切です。近年の佐伯市のデータをみると、早寝・早起きの生活リズムが整っているこどもの割合は増加していますが、なかには就寝時間が遅いこどももみられています(図1)。また、朝ごはんを毎日食べているこどもの割合も市が目標としている100%には至っていません。こどもの頃からの生活習慣が、将来の健康な体をつくるための基盤となります。改めて生活リズムについて考えてみましょう。
生活リズムを整えることのメリット
● 気持ちが安定する
● 集中力が高まる
● 免疫力が向上する
● 体内時計が整う など
生活リズムの目安とポイント
①朝の光で体内時計をリセット
人のからだは25時間リズムで動いています。朝の決まった時間に朝の光を浴びることで体内時計がリセットされ、24時間に調整されます。
②朝食を食べる
脳の働きが良くなり、自律神経や体内リズムが整います。同じ時間に食事をすることも大切。
③やる気ホルモンは10時がピーク
集中力が高まる時間。しっかりからだを動かすことで、夜にぐっすり眠ることができます。理想的な活動量は、お昼寝を挟んで、午前と午後の2回、1時間半程度。お散歩や買い物でも良いです。
④お昼寝は15時頃までに
お昼寝の時間が遅いと夜なかなか眠れず、リズムを乱す原因になります。午前中にたくさん体を動かし、13時までには眠りに入ることが理想です。
⑤暗く静かな環境にテレビやスマホは使用しない
目には体内時計を調整する役割があります。強い光(ブルーライト)を浴びると朝が来たと感じてしまい、眠りにくくなったり、浅い眠りになるといわれています。
⑥同じ時間に眠る
朝の光を浴びてから15~16時間後に眠くなるホルモンが出てきます。
⑦成長ホルモンを出して脳や体を修復、成長させる
成長ホルモンは20時頃から出始め、1時がピーク。大脳や神経、骨、筋肉を育てます。
こどもの生活リズムを整えるには保護者の協力が必要です。まずはできるところからはじめてみましょう。
こどもの健康や子育てについて気になることがあれば、いつでもご相談ください。
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高齢者福祉課 地域包括支援センター 📞23-1622