つくるひとびと

養殖ブリ(ブランド名 若武者)

浪井丸天水産代表/蒲江西野浦地区

浪井 大喜さん

養殖ブリ(ブランド名 若武者)

ブリは、成長とともに名前が変わる出世魚で、ブリの若魚はハマチと呼ばれています。浪井丸天水産は養殖ハマチを「豊後ハマチ・若武者」としてブランド化。その経営手法が評価され、農林水産大臣賞を受賞した農林水産業者453点の中から選ばれる最高賞「天皇杯」の栄誉に輝きました。大分県では23年ぶりの快挙です。

将来を見据えた若き3代目の挑戦

 昭和53年の設立以来、養殖業を営んできた「浪井丸天水産」。3代目の浪井大喜さんによる経営改革が評価され、令和7年度農林水産祭にて最高賞である「天皇杯」を受賞しました。評価されたポイントの1つがプライベートブランド「豊後ハマチ・若武者」の生産・販路開拓です。「24歳で家業を手伝うようになったとき、現状維持ではこれ以上の発展は難しいのではないかと感じました。ただ、経営知識はゼロ。飛び込み営業をしても全く相手にされなくて。マーケティングを学び、売るためにはブランド力が必要だと気づきました」。その後、公的機関や地域の協力を得て知識を深め、2019年に「若武者」をリリース。独自に販路開拓を行いながら需要を見極め、戦略的な販売体制の強化を図っています。

佐伯発。全国、世界へ羽ばたく「若武者」ブランド

 自社で捕獲したもじゃこ※から丁寧に育てられた「若武者」は、うま味成分を含むビール酵母を与えることで、上品な味わいとほどよい脂のりを実現。さっぱりと食べやすく、幅広い層に支持されています。「様々な調理法、食材とも相性が良く、和食はもちろん、フレンチやイタリアンのシェフにも好評です。要望に応じた海外輸出や手軽に使える加工品にも力を入れています」。
 現在は大手会員制スーパーでの販売計画も進行中。実現すれば、地域と協力しながら生産量を増やしていきたいと意気込んでいます。

※ブリの稚魚

▲若武者は独自の締め方もポイント。酸化を抑え、日を重ねるごとに「熟成」のうま味が楽しめます。

▲ホームページのオンラインショップでは、「若武者」の丸一本や三枚おろし、味わい深い「ぶり藁焼き」などの加工品が購入できます。(売切れの場合もあります)

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