佐伯市書道協会 会長/芳山書院 主宰/野岡地区
樋口 紫水(義行)さん
書
筆の力で佐伯に息づく言葉を刻み続ける樋口紫水さん。佐伯市歌や市誌、市内の史跡、中学校の校歌・校訓などの題字を揮毫※1するほか、書作展や書道教室、YouTube・Facebookでの発信を通じ、だれもが気軽に「書」に親しめる機会を広げています。
文字の魅力にひかれ、書の道へ
佐伯市で書道家・指導者として活動する樋口紫水さん。書の道に入ったのは中学生の頃にさかのぼります。「こどもの頃から文字を書くのが大好きで、最初は書を学ぶ伯父に手ほどきを受けていました。褒められるのが本当にうれしくて。やがて伯父の師匠である森神紫陽先生のもとに通うようになりました」。
平成4年に故・森神さんが立ち上げた書道団体・芳山書院を継承。以来、日展入選9回、佐伯市誌や平成塔、汲心亭といった佐伯にとって重要な題字を揮毫するなど、多方面で活躍しています。
手書き文字の素晴らしさを伝えたい
樋口さんは書道教室も運営しており、幼児から一般、研究部※2まで幅広い世代に指導を行っています。
「手書き文字には上手下手にかかわらず、書き手の気持ちを伝える力があります。日本文化として正確な筆順を学ぶことも大切です。今はスマホやパソコンで文字を打つことが多いですが、手書き文字の良さをしっかり教えていきたいと思っています」。
文字を書くことは、正しい姿勢や鉛筆の持ち方を学び、集中力、継続力を養うことにもつながるため、「こどもにも習わせたい」と親子2代、3代で通う人も少なくありません。
現在は、同じ志を持つ家族とともに、後進の育成にも尽力している樋口さん。奥深い「書」を通じて、心を育み、素晴らしい日本文化を次代へつなげています。
※1 筆で文字や絵を書くこと
※2 経験を積み、半紙より縦長の条幅を使うようになった生徒

▲毎年3月末に開催される「芳山書院書作展」の様子。生徒の作品も展示され、大きな目標になっています。

▲書道教室では毛筆・硬筆ともに基礎からしっかり学べます。興味のある人は(📞23-3217)までお電話を。
