つくるひとびと

早期米

木立地区

小川忠重さん

 

早期米

4月頃に田植えを行い、お盆前後に収穫し、出荷を行うお米。通常より2か月ほど早く新米が流通します。木立地区では昭和32年頃から早期米を導入。現在もおいしい早期米の産地として知られています。

いち早く新米が楽しめる「早期米」

 木立地区は米作りが盛んな地域。そしてそのほとんどが“早期米”と呼ばれる通常より早く田植え・収穫・出荷するお米です。「木立は早期米のコシヒカリ発祥の地といわれています。こどもの頃から家業の早期米作りを手伝っていました」そう話すのは米農家の小川忠重さん。会社員として退職まで勤め上げた後、本格的に早期米作りをスタート。現在はコシヒカリとなつほのかを育てています。

九州トップクラスのお米を目指して

 小川さんの目標は1人でも多くの人に「おいしい」と言ってもらうこと。そのために質の高い米作りに取り組んでおり、様々なコンクールで高い評価を得ています。「6・7年前になるかな。初めて出品した九州のお米食味コンクールで優勝しました。“あなたのお米が1番になりました”と連絡が来たときは本当にうれしかったですね」。

 徹底した水の管理、こまめな草刈り、ドローンを使った予防※1など手間暇かけて育てられたお米は現在もコンクール出品の上位をキープ。農協に出荷する分以外はほとんど予約で完売してしまうといいます。新米は少し固めに炊くのがポイント。ぜひ皆さんも味わってみてください。

※1 病害虫からお米を守るために行う農薬散布

寒暖の差が激しい木立地区では、おいしいお米が育ちます。

コシヒカリは粒立ちが良く、なつほのかはモチモチ。どちらもおいしい!

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