つくるひとびと

イチゴ

木立地区

三又 詩穂さん

イチゴ

佐伯市では温暖な気候をいかしたイチゴ栽培が盛ん。主な品種は「さがほのか」と大分県が8年の歳月をかけて開発した「ベリーツ」。11月中旬から5月下旬にかけて収穫が行われ、県内外に出荷されます。

母の挑戦。こどもの笑顔が原動力!

 佐伯市ファーマーズスクール※1を卒業し、就農2年目を迎える三又さん。現在は7棟のハウスでベリーツを育てています。「地元佐伯に戻り、仕事を探していたんですが、こどもが小さかったこともあってなかなか見つからなくて。そんなとき父から農業をすすめられました。自営なので子育てしやすいし、がんばった分だけ収入になる。よし、やろう!と。イチゴを選んだのはこども2人が大好きだったからです」。こどもの「おいしい」という言葉や笑顔が1番の原動力になっていると言います。

夢をはぐくみ、未来へつなぎ、地域を元気に

 若手就農者として注目され、テレビなどのメディア露出も増えつつある三又さん。2月に開催された大分いちご果実品評会で金賞※2を受賞するなど、順調に歩みを進めています。
 「最近うれしかったことは、生産者を目指すこどもさんが見学に来てくれたこと。学校で先生にかっこよかったと一生懸命報告してくれたそうで、夢のお手伝いをすることができました。今後も農業の楽しさや魅力、女性も活躍できることを伝え、イチゴの普及、後継者育成に貢献できたらと思っています」。就農をきっかけに様々な縁ができ、新たな目標が見つかったようです。

※1 応募には本人含め労働力が2人以上必要(三又さんはご両親とともに就農)
※2 金賞は138点中、5点のみ

▲99gのBigイチゴと娘さん。子育てとの両立の秘訣はがんばりすぎないこと。

▲「イチゴは順調に育っているので増員し収量アップを目指します」と意気込んでいます。

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